公的年金(全119問中85問目)

No.85

2022年4月1日以降に60歳になる人が、60歳0カ月で老齢基礎年金の繰上げ支給を請求した場合の減額率は、()である。
  1. 0.4%×60カ月=24%
  2. 0.5%×30カ月=42%
  3. 0.7%×60カ月=42%
2013年1月試験 問35

正解 1

問題難易度
肢180.9%
肢215.8%
肢33.3%

解説

老齢基礎年金の受給開始年齢は原則として65歳ですが、申請により繰上げ支給繰下げ支給ができます。これらを行うと65歳到達月から前後させた月数に応じて、一生涯にわたり年金額が所定の割合で増減額されます。
繰上げ支給
年金受給を60歳~64歳から開始するように早めること
「繰り上げた月数×0.4」の割合で年金額が減額される
※1962年4月1日以前生まれの人は0.5%
繰下げ支給
年金受給を66歳~75歳から開始するように遅らせること
「繰り下げた月数×0.7%」の割合で年金額が増額される
受給開始を60歳到達月にしたのであれば、5年=60ヶ月だけ受給開始が繰り上げられます。このとき本来の年金額から減額される割合は、次のように計算します。

 60月×0.4%=24

したがって[1]の計算式が適切です。

この問題と同一または同等の問題