ライフプランニングの考え方・手法(全60問中11問目)

No.11

借入金額300万円、利率(年率・複利)3%、返済期間5年、元利均等返済でローンを組む場合、毎年の返済額は、下記の<資料>の係数を使用して算出すると、()である。
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  1. 565,200円
  2. 655,200円
  3. 695,580円
2021年1月試験 問31

正解 2

問題難易度
肢128.0%
肢262.7%
肢39.3%

解説

まず設問の3つの係数について確認します。
終価係数
現在の金額を一定利率で複利運用した場合のn年後の元利合計額を求める
減債基金係数
n年後に一定金額に達するために必要な毎年の積立額を求める
資本回収係数
現在の金額をn年間で取り崩した場合の毎年の受取額を求める
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6つの係数を使うときは自分や顧客の立場から考えることが多いですが、ローンの返済額を考えるときには金融機関の立場になって考えるのがコツです。ローンを組むと、金融機関から借りた資金を利息を払いながら毎年均等に返していきますが、これを金融機関の立場になって考えると、貸出元本を複利運用しながら顧客から毎年一定の額を受け取ると見ることができます。

元本を複利運用しながら、n年間で取り崩した場合の毎年の受取額を求めるには「資本回収係数」を用います。

 3,000,000円×0.2184=655,200

したがって[2]が適切です。