相続と税金(全118問中44問目)

No.44

相続税の計算において、相続人が受け取った死亡保険金の非課税限度額は、「()×法定相続人の数」の算式により算出するが、相続人のうち相続の放棄をした者がいる場合、当該法定相続人の数は、相続を放棄した者を()人数とされる。
  1. ① 500万円  ② 含む
  2. ① 500万円  ② 含まない
  3. ① 600万円  ② 含む
2018年5月試験 問58

正解 1

問題難易度
肢166.2%
肢214.3%
肢319.5%

解説

被相続人の死亡により、法定相続人が受け取った死亡退職金や死亡保険金は、遺族の生活保障を担うための金銭であることから、それぞれについて以下の式で求められる金額を限度として非課税となります。非課税限度額を超える部分が相続税の課税対象です。

 非課税限度額=500万円×法定相続人の数

法定相続分や遺留分の計算においては、相続を放棄した人は初めから相続人でなかったものとされますが、相続税額の計算上は、放棄がなかったものとして法定相続人の数を数えるので、放棄した人も法定相続人の数に含めます。また、法定相続人の数に算入できる養子の数は、被相続人に実子がいれば1名まで、そうでなければ2名までに制限されています。

したがって、①500、②含む の組合せが適切です。

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