相続と税金(全118問中20問目)

No.20

相続税額の計算上、遺産に係る基礎控除額は、「3,000万円+600万円×法定相続人の数」の算式により算出される。
2021年9月試験 問29

正解 

問題難易度
88.1%
×11.9%

解説

遺産に係る基礎控除額は以下の式で計算します。

 3,000万円+600万円×法定相続人の数

したがって記述は[適切]です。

計算式は単純ですが、相続税法上の法定相続人は法定相続分や遺留分算出の際に使う民法上の法定相続人の数とは異なることがあるので注意が必要です。法定相続分や遺留分においては、相続を放棄した人は初めから相続人でなかったものとされますが、相続税の計算上は、放棄がなかったものとして法定相続人の数を数えます。また、法定相続人の数に算入できる養子の数は、被相続人に実子がいれば1名まで、そうでなければ2名までに制限されています。

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