相続と税金(全118問中11問目)

No.11

下記の<親族関係図>において、被相続人Aさんの相続における相続税額の計算上、遺産に係る基礎控除額は()である。
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  1. 4,200万円
  2. 4,800万円
  3. 5,400万円
2023年1月試験 問59

正解 1

問題難易度
肢156.2%
肢224.3%
肢319.5%

解説

遺産に係る基礎控除額は以下の式で計算します。

 3,000万円+600万円×法定相続人の数

まず誰が法定相続人になるかを考えます。法定相続人の考え方ですが、死亡した人の配偶者は常に相続人となり、配偶者以外の人は、「子」→「直系尊属」→「兄弟姉妹」の順序で配偶者と一緒に相続人になります。

設問のケースでは、まず存命中の妻Bさんが法定相続人になります。Aさんには子がいないので、第2順位の直系尊属に当たる母Cさんが妻Bさんとともに法定相続人となります。法定相続人は妻Bさん・母Cさんの2人なので、遺産に係る基礎控除額は、

 3,000万円+600万円×2人=4,200万円

したがって[1]が適切です。