相続と法律 (全130問中108問目)

No.108

下記の親族関係図において、孫Eの法定相続分は、()である。
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  1. 6分の1
  2. 8分の1
  3. 12分の1
2010年9月試験 問56

正解 3

問題難易度
肢113.5%
肢216.9%
肢369.6%

解説

法定相続分とは民法の規定による相続割合のことで、遺言や遺産分割がなかったときに適用される各相続人の取り分になります。

法定相続分は、法定相続人の組合せにより以下のように定められています。子、直系尊属、兄弟姉妹がそれぞれ2人以上いるときは、原則としてその中で均等に分けます。
法定相続人の範囲ですが、死亡した人の配偶者は常に相続人となり、配偶者以外の人は、「子」→「直系尊属」→「兄弟姉妹」の順序で配偶者と一緒に相続人になります。

設問のケースでは、まず存命中の配偶者が法定相続人になります。そして被相続人には第1順位に当たる子がいるため、法定相続人は「配偶者と子」の組合せになります。また図中の「子B」は既に死亡してますが、その子供である「孫E」「孫F」がいるので、「子B」の法定相続分は「孫E」および「孫F」により代襲相続されます。したがって法定相続人は「配偶者乙」「子A」「子C」「孫E」「孫F」の5人です。
配偶者と子が法定相続人になるケースでは、子の割合は2分の1です。さらに、この2分の1は被相続人の3人の子に均等に配分されるため、各子の法定相続分は6分の1になります。そして孫2人は「子B」の法定相続分である6分の1を半分ずつ分け合うので、「孫E」の法定相続分は12分の1になります。したがって[3]が適切です。

[法定相続人と法定相続分]
・配偶者乙 … 1/2
・子A … 1/2×1/3=1/6
・子C … 1/2×1/3=1/6
・孫E(代襲相続) … 1/2×1/3×1/2=1/12
・孫F(代襲相続) … 1/2×1/3×1/2=1/12

代襲相続 … 本来相続を受けるベき、被相続人の子または兄弟が亡くなっているときに、その子や孫が代わりに法定相続人となる制度