マーケット環境の理解(全81問中2問目)

No.2

景気動向指数において、完全失業率は、()に採用されている。
  1. 先行系列
  2. 一致系列
  3. 遅行系列
2024年1月試験 問41

正解 3

問題難易度
肢113.1%
肢214.5%
肢372.4%

解説

景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合することによって、 景気の現状把握及び将来予測に役立てるために作成された指標で、内閣府毎月発表しています。景気動向指数の作成の元となる景気指標は30項目あり、景気動向に先行して動く「先行系列」、ほぼ一致して動く「一致系列」、遅れて動く「遅行系列」の3つに分類されます。
41.png./image-size:474×144
完全失業率は、15歳以上の労働力人口(就業者+完全失業者)のうち、職がなく、求職活動をしている人が占める割合です。失業者の増加は、企業の業績が悪くなった後に求人を絞ったり人員整理が行われたりすることなどで起こるので、景気の悪化に遅れてその影響が生じます。このため、景気動向指数の遅行系列に採用されています。

したがって[3]が適切です。