リスク管理と保険(全22問中14問目)

No.14

スーパーマーケットを経営する企業が、店舗内で調理・販売した食品が原因で食中毒が発生し、顧客に対して法律上の損害賠償を負う場合に備えて、()に加入した。
  1. 施設所有(管理)者賠償責任保険
  2. 生産物賠償責任保険
  3. 受託者賠償責任保険
2015年9月試験 問40

正解 2

問題難易度
肢111.3%
肢284.3%
肢34.4%

解説

事業を営む上で生じるリスクに備える保険には「受託者賠償責任保険」「施設所有(管理)者賠償責任保険」「生産物賠償責任保険」などがあります。※他にも多数ありますがFP3級で出題歴があるのは上記3つのみです。
生産物賠償責任保険(PL保険)
製造・販売した物や仕事の結果に起因する事故が発生した場合に、その損害賠償を補償する保険
例)販売した食品が原因の顧客の食中毒、取り付けた造作物がはずれたことによる第三者のケガ
受託者賠償責任保険
他人から預かったものを破損したり、紛失してしまった場合に、持ち主への損害賠償を補償する保険
例)顧客から預かった衣類や荷物の紛失や盗難
施設所有(管理)者賠償責任保険
保有・管理している施設内で、施設自体の構造上の欠陥、維持管理の不備、業務活動に起因する事故が発生した場合に、その損害賠償を補償する保険
例)遊園地の来園者が遊具から転落したことによるケガ、従業員が不注意により来客に負わせたケガ
調理・販売した食品は生産物に当たります。生産物が原因で生じた事故の損害賠償責任をカバーする保険は「生産物賠償責任保険」なので[2]が正解です。

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