損害保険(全174問中105問目)

No.105

個人賠償責任保険において、()場合、補償の対象とならない。
  1. 友人から借りたカメラを誤って破損させた
  2. 散歩中に飼い犬が他人に噛みついてケガをさせた
  3. 買い物中に誤って棚から商品を落として破損させた
2014年5月試験 問38

正解 1

問題難易度
肢178.9%
肢213.2%
肢37.9%

解説

個人賠償責任保険は、被保険者やその家族が、日常生活や住宅の使用・管理等で誤って他人を死傷させてしまったり、他人のモノを壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負ったことによる損害を補償する保険です。単独で契約するタイプの他にも、自動車保険などの各種保険の特約として提供されていることも珍しくありません。ほとんどの保険が1つの契約だけで家族全員をカバーできるようになっています。

個人賠償責任保険で補償の対象となる事故として以下の例があります。
  • 親子でキャッチボールをしていて他人の家のガラスを割った。
  • 自転車に乗っていたところ、ハンドル操作を誤り、通行人にぶつかりケガをさせた。
  • 誤ってベランダから物を落としてしまい、通行人にケガをさせた。
  • 鎖につないでいた犬の首輪がはずれて通行人に噛みついてケガをさせた。
  • 買い物中、手にした商品を誤って落として壊した。
  • マンションで洗濯中にホースがはずれ、階下の家に損害を与えた。
逆に以下のような事例や、個人に対して法律上の賠償責任が生じないケースは保険金支払いの対象外となります。
  • 他人から借りた物、預かっている物に対する賠償責任
  • 仕事中にその業務の遂行に起因する賠償責任
  • 自動車やバイクの所有、使用、管理に起因する賠償責任
  • 同居している親族に対する賠償責任
個人賠償責任保険では他人からの借用物・預かり品に対する賠償責任は補償対象外になります。したがって正解は[1]です。