生命保険(全159問中40問目)

No.40

団体を契約者(=保険料負担者)とし、その所属員を被保険者とする1年更新の定期保険であり、福利厚生規程等による保障の支払財源の確保を目的とした保険は、()である。
  1. 団体定期保険(Bグループ保険)
  2. 団体信用生命保険
  3. 総合福祉団体定期保険
2020年1月試験 問38

正解 3

問題難易度
肢130.1%
肢219.7%
肢350.2%

解説

法人等の団体が契約者となる3つの保険はそれぞれ次のようなものです。
団体定期保険(Bグループ保険)
法人が契約者となって従業員が任意で加入し、保険料も従業員が負担する保険です。一般に、同じ契約条件の個人で契約する保険と比べると保険料が割安になります。
団体信用生命保険
住宅ローンを借り入れるときに、保険契約者および保険金受取人を金融機関等の債権者、被保険者を住宅ローンの債務者として加入する保険です。債務者が死亡・高度障害になった場合に、その保険金でローンの残高が相殺される仕組みになっています。死亡・高度障害以外のガン等の特定疾病に罹患した場合に、ローン返済額を軽減または免除できる特約が付加されたものもあります。
総合福祉団体定期保険
役員・従業員を被保険者とする1年更新の掛捨て型の定期保険で、企業が保険料の全額を負担します。契約に際しては、被保険者になることの同意が必要です。また、加入時の医師の診査は不要ですが告知は必要となります。法人の福利厚生規定による被保険者の遺族保障の支払い財源の確保等を目的とします。
「1年更新」と「保障の支払財源の確保」という語句から総合福祉団体定期保険であると判断できます。したがって[3]が適切です。