公的年金(全116問中82問目)

No.82

2022年4月1日以降に60歳になる人が、60歳0カ月で老齢基礎年金の繰上げ支給を請求した場合の減額率は、()である。
  1. 0.4%×60カ月=24%
  2. 0.5%×30カ月=42%
  3. 0.7%×60カ月=42%
2013年1月試験 問35

正解 1

問題難易度
肢180.9%
肢215.8%
肢33.3%

解説

老齢基礎年金の受給開始年齢は原則として65歳ですが、申請により繰上げ支給繰下げ支給ができます。これらを行うと65歳到達月から前後させた月数に応じて老齢基礎年金額が加減されます。
繰上げ支給
年金受給を60歳~64歳から開始するように早めること
「繰り上げた月数×0.4」の割合で年金額が減額される
※1962年4月1日以前生まれの人は0.5%
繰下げ支給
年金受給を66歳~75歳から開始するように遅らせること
「繰り下げた月数×0.7%」の割合で年金額が増額される
受給開始を60歳到達月にしたのであれば、5年=60ヶ月だけ受給開始が繰り上げられます。このとき本来の年金額から減額される割合は、次のように計算します。

 60月×0.4%=24

したがって[1]の計算式が適切です。