ライフプランニングの考え方・手法(全59問中3問目)

No.3

一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取る一定金額に乗じる係数は、()である。
  1. 減債基金係数
  2. 年金現価係数
  3. 資本回収係数
2023年5月試験 問31

正解 2

問題難易度
肢117.8%
肢258.2%
肢324.0%

解説

資金計画を立てる際に用いる係数には以下の6つがあります。
終価係数
現在の金額を一定利率で複利運用した場合のn年後の元利合計額を求める
現価係数
一定利率で複利運用するとして、n年後に一定金額に達するために必要な元本を求める
年金終価係数
毎年一定金額を積み立てた場合のn年後の元利合計額を求める
減債基金係数
n年後に一定金額に達するために必要な毎年の積立額を求める
資本回収係数
現在の金額をn年間で取り崩した場合の毎年の受取額を求める
年金現価係数
n年間にわたり一定金額を受け取るために必要な元本を求める
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「毎年一定金額を一定の期間にわたり取り崩す」とくれば、使うのは「資本回収係数」または「年金現価係数」のいずれかです。設問のケースでは取り崩したい金額が決まっており、そのために必要な元本を知りたいため「年金現価係数」を用います。

したがって[2]が適切です。